いいモノも、売るためのスキルがないと売れない
私は本業ではクリエイティブな現場で働いていますが、クオリティが高い作品ができたとしても、それが確実に売れるとは限りません。数億かけたプロジェクトの利益回収が数千万程度の大赤字になることもあります。(この場合、作る途中で何か間違いに気付けたかもしれませんが)
逆に、明らかにクオリティが低いものが売れていたり、広く認知されていることもよくあります。
副業で働いている場合でも、自分と同じくらいの経歴やスキル、もしくは自分よりも劣ると感じた人のほうが仕事を取ってくるという経験はありませんか?
仕事をするうえで、商品を売るスキルを上げてビジネスを拡大するということは非常に重要です。
スキルアップのため、直近マーケティングやセールスライティングの本を2冊読みました。
どちらも実務にすぐ活用できる情報が得られる書籍でしたのでおススメです!
2024年2月に読んだ本
- たった一人の分析から事業は成長する 実践顧客起点マーケティング
たった一人の“N1″を分析する「顧客起点マーケティング」から
未購買顧客を顧客化、さらにロイヤル顧客化する「アイデア」をつかめます。P&G出身、ロート製薬にて化粧水「肌ラボ」を本数ベースで日本No.1へ
スマートニュースではiPhoneアプリランキング100位圏外から1年でNo.1へ。
本書では、著者の西口一希氏が確立したフレームワークの理論と実践を全公開します。自社ブランドについての数問の調査で作成できる
Amazon商品ページより
2つのフレームワーク「顧客ピラミッド」と「9セグマップ」は
ターゲットとすべき全顧客を可視化・定量化し、経営とマーケティングを繋ぎます。
同時に競合も分析して、具体的な戦い方を導き出します。
- なぜか惹かれる言葉のつくりかた
◎SNS・web記事・社外文書・メール・企画書・HP・販促物・商品紹介
文章をつくるすべての人に。
◎『anan』『Hanako』『POPEYE』
『ブスの瞳に恋してる』『ザ・トレーシー・メソッド』等、
ヒットメーカーが初めて明かす、読み手を引き込む技術。企画書や記事を一生懸命つくったのになかなか読んでもらえない。
商品やサービスのPRを頑張っているのに思うように売れない。
……ともどかしい思いをした経験はありませんか。
どんなに素晴らしいコンテンツも人に届かなければ意味がありません。本書では、
Amazon商品ページより
雑誌・書籍の編集者として活躍し
webメディアのディレクションや
コンテンツマーケティングも行う著者が、
「読まれる」「売れる」言葉をつくるのに必要なことだけを
余すところなく紹介し尽くします。
本を読み終えて気付いたこと
どちらの書籍でも共通して筆者が書いていたことがありました。
「ロイヤル顧客の声」「自分自身の体験」「好きな人のプレゼントを贈る気持ち」と言った、特定個人の趣味嗜好、体験、感情や心理の変化、行動パターン、こだわりなどを深く洞察することです。
少し極端な表現になってしまいますが、何百、何千人レベルの大量のデータから分析して仮想的な答えを見出すよりも、そのほうが独自性が生まれ、結果が伴う(特定顧客に響き、売れる)といったイメージでしょうか。
また、2020年に映画「パラサイト」でアカデミー賞を受賞したポン・ジュノ監督がスピーチで、彼がまだ若く、映画を勉強していたときに深く胸に刻まれていた言葉を紹介されており、印象的でしたのでここでも記載します。
「それは最も個人的なことが、最もクリエイティブである」
マーティン・スコセッシ監督の言葉です。
ものづくりの現場においても同じことが言えるようです。
広く浅く一般的なものではなく、狭く深く掘り下げ、独自性を出す。
そこから特定の顧客にその独自性のある、魅力的な商品を届ける。
私はすぐに一般論に寄った考えになってしまうことがあるという自覚があるので、
もっと深く、そしてエゴを大切にしたいという気持ちが強まりました。
個人的には、こういった画一的なテクニックやフレームワークよりも、「マーケティングは現場で起きている」「現場の実体験こそが生きた情報」「特定個人の心理や行動に対する深い洞察」に着目すべき。という観点こそが本質であり、それと向き合い、営業活動に活かすべきだと感じました。
下記のような情報は、本を手に取って内容を確認していただければと思います。
- どのような手法で特定のセグメントにリーチし売り上げを最大化するのか。
- どういった言葉を選んだりテクニックを使えばよいのか。
- 実務に活用できるフレームワークはどんなものがあるのか。
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