Upworkをはじめとして、海外のクライアントと仕事をする場合、ほぼ100%リモートでコミュニケーションを取りながら仕事をすることになります。
普段からパソコンを使っていたり、ソフトウェアに詳しい人はすぐに適応できると思いますが、そうでない人は戸惑うかと思います。
本記事では、パソコンやITにあまり詳しくない方向けに、Upworkや、外貨稼ぎでよく使うツールについて紹介していきます。
どんなツールを使いこなす必要があるのか
Upwork内の機能でコミュニケーションが完結する場合もあるのですが、外部サービスも使いながら仕事をすることは多々あります。
スムーズに仕事を進行できるよう、アカウントの用意や使い方に困らないよう備えておきましょう。
以下、Upworkに限らずフリーで働くのであれば、業務遂行の土台として「ないと困るレベル」のものを列挙しました。
ここでは、フリーランサー7つ道具と呼びましょう。
必須クラスのツール
- メールソフト:Outlook、Gmail、Thunderbirdなど
- チャットツール:Skype、Slack、Teamsなど
- オンライン会議ツール:Zoom、Skype、Teams、GoogleMeetなど
- オンライン決済サービス:Paypal、Payoneer、Wiseなど
- office系ソフト:Excel、Word、GoogleSpreadsheet、GoogleDocsなど
あると便利なツール
- オンラインストレージ:GoogleDrive、OneDrive、Dropboxなど
- AI:ChatGPT、BingAIなど
各ツールについての解説
ざっとツールの種類と代表的なサービス名を列挙しましたが、もう少し掘り下げていきます。
メールソフトについて
ビジネスを行ううえで必ずEメールアドレスを用意しましょう。
各種ツールのアカウント作成や、Upworkへの登録にも必須となりますので、個人で使っていたアドレスでも問題ありませんが、個人用とビジネス用で使い分けるとよいでしょう。
使用するサービスは何でもよいのですが、GmailやMicrosoftアカウントを使えば間違いありません。好みで選びましょう。
- Gmail:ここから作成できます
- Microsoftアカウント:ここから作成できます
メールアドレスは、お仕事で使うものですのであまり癖の強いものは避けて無難なものを使用しましょう。
チャットツールについて
クライアントとスピード感を持ってコミュニケーションを取るために、チャットツールを使うシーンが年々増えてきました。
Upworkでは、Upwork内のチャットでコミュニケーションが取れますが、直接契約して仕事をする場合や、自分が受けた案件を誰かと一緒にする際には必須となります。
国内ですとLINEで完結することもありますが、海外では使われていませんので、別ツールを使うことが多くなります。
SkypeやTeams、Slackあたりがメジャーどころでしょうか。
相手に合わせて使うことになると思いますが、使い慣れておくと良いでしょう。
- Skype:公式サイト
個人的にはOutdatedだと思っていましたが、まだまだ現役で使っている人は多いです。
Microsoftが買収したこともあるので、いつかTeamsに統合される日が来るかもしれないですね。
Microsoftアカウントがあれば同じアカウントで使用できます。 - Teams:公式サイト
スモールビジネスで使用されるイメージはほぼないですが、大きめのクライアントでは導入していることが多いです。チャットやオンライン会議ツールだけでなく、オンラインストレージのSharePointなども統合した形で使えるツールです。 - Slack:公式サイト
IT系企業やエンジニア寄りの仕事をする際によく使われるツールです。
外部サービスとの連携が強力で、何でもSlackと連携してSlack内で仕事が完結できちゃう!みたいなことができます。ハドルという機能で通話もできます。
他にもChatworkとかGoogleChatなんかも使うかもしれませんが、クライアントに合わせて使用していきましょう。
オンライン会議ツール
海外クライアントとの仕事はリモートワークがほとんどです。
メールやチャットだけで仕事が完結することばかりですが、実際に会話をして人となりを知りたい、スピーディに連携したいといった要望もあるでしょう。
Zoom、Skype、Teams、GoogleMeetあたりがメジャーどころかと思いますが、クライアント側から招待を受けて会議に参加することになるでしょうから、アカウントがなくてもなんとかなります。
アカウントのことよりも、ヘッドセットやカメラなどのデバイスを気にしましょう。
一応、公式サイトのページリンクのみ紹介いたします。
- Zoom:公式ページ
無料でアカウント作成可能(45分の制限あり) - Skype:公式サイト
Microsoftアカウントで利用可能 - Teams:公式サイト
Microsoftアカウントで利用可能 - GoogleMeet:公式サイト
Googleアカウントで利用可能
オンライン決済サービスについて
仕事の報酬を受け取るために、決済サービスの利用はマストとなります。
銀行口座に送金することもできますが、手数料が高くつきますし、クライアントが望まない可能性も高いです。
代表的なサービスとしては、Paypal、Payoneer、Wiseがあります。
案件対応するプラットフォームによっては、PaypalやPayoneer指定であることもありますので、アカウントを用意しておいて損はありません。
Upworkで仕事をするのであれば、Wiseが最も手数料が安く利用できますのでオススメです。
- Paypal:公式サイト
最も利用者が多いオンライン決済サービスではないでしょうか。
銀行口座やクレジットカードと連携して、簡単にオンラインで送金ができます。
また、Paypalユーザー間での送金も行えることや、世界中の通貨に対応しています。
手数料は3%ほど取られてしまいますが、通貨を変換することもできます。 - Payoneer:公式サイト
Paypalよりも後発のサービスですが、Paypal同様に世界中のユーザーと資金決済ができます。
クラウドワークのAppenが送金先をPayoneerに指定していることもあり、私個人としては限定的な用途ではありますが、Appen用としてアカウントを保有しています。 - Wise:公式サイト
Payoneerよりもさらに後発サービスですが、手数料が安いためオススメです。
特に通貨を変換する手数料が安く、Upworkで稼いだドルを円に変換するときに手数料をかなり抑えることができます。Paypalの手数料が3%に対して、Wiseは0.5%ですので、その差は歴然です。
office系ソフトについて
文書作成ソフトと表計算ソフトのことを指しています。
あるゆる仕事をするうえで、情報をまとめドキュメント化するためには欠かせないツールです。
マニュアル作成、翻訳文書の作成、タスク管理、見積もり作成、その用途は多岐に渡ります。
小さなチームで、専門性がある技術利用が少ない仕事をする場合、これらのツールがあればなんでもできてしまいます。
サービスとしてはMicrosoftかGoogleの2択です。
- Microsoft365:Microsoftのサービスで、文書作成ソフトのWordや、表計算ソフトのExcelなどが利用できます。公式サイトはこちらです。
- Google:文書作成ソフトのGoogle Docs、表計算ソフトのスプレッドシートが利用できます。
オンラインストレージサービスについて
パソコンが壊れたときのデータ保管場所として、また、手軽にデータをクライアントと授受するためにオンラインストレージサービスはとても便利です。
Microsoft365を利用している方であればSharePointやOnedrive、Googleのサービスを利用している方はGoogle Driveを利用するとよいでしょう。
また、Microsoft365やGoogleDocsやスプレッドシートを使用すると、勝手にオンラインストレージにデータが保存されますので、ファイルへのアクセス権限を付与するだけでデータを共有することができます。
AIについて
ChatGPTの登場によって、2023年は飛躍的にAIの普及が進んだ1年になりました。
企業だけでなく、誰もが手軽にAIが利用でき、作業の効率化が進んでいます。
情報検索、文章作成、アイデア創出、情報整理、画像生成など、その利用用途は多岐に渡ります。
Upworkを例に出すと、プロフィール作成や、案件応募時に記載するカバーレターの作成あたりは、正直私が自分で考えて文章を書くよりもしっかりしたものができあがります。
まだ使ったことのない方は、恐ろしいほど効率化ができますので試してみてください。
ここでは代表例としてChatGPTとBingAIのみを紹介しましたが、曲を作れるAIや、画像生成できるAIなど様々なサービスがリリースされ続けています。
あなたが関わっている仕事で活用できるAIがないか、AIに聞いてみるのも良いのではないでしょうか。
まとめ
駆け出しフリーランサーがまず導入すべきツールについて簡単に紹介いたしました。
普段から活用できているツールはどの程度ありましたか?
ここに記載しているもの以外にも、仕事を効率的に進めるためのサービスはたくさんあります。
業界、活用したいスキル、仕事の規模などによって利用するツールは変わってきますので、今後紹介していければと思います。